人民拉致裁判制度(裁判員制度)糾弾ブログ2

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zoom RSS 軍事裁判を考える(1=定義)

<<   作成日時 : 2017/08/05 03:26   >>

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 明日は広島に原爆が落とされてから72年の当日ですが、その明日放送予定の日本帝國主義体制テレビ朝日の番組タイトルが大きな物議を醸しました。当初予定されていたタイトル「ビキニ事件63年目の真実〜フクシマの未来予想図」のうち「フクシマの未来予想図」が社会的な大批判を浴びて削除に追い込まれた件ですが、本来原発爆発事件を起こした日本帝國主義体制東京電力ではなく事件の起きた場所としての「フクシマ」という表記をすること自体がそもそも差別的表現といわれかねない問題に加えて、ビキニ事件と原発爆発事件とのつながりにも疑問符がつけられたことが大きな要因です。原爆や原発問題において最も問題視されねばならないのは。1945年に日本が核の大被害を受けておきながら、そんな危ない科学技術をなぜ日本列島で使おうとしたのか、そして、その技術を使った結果再び核の惨禍を招きながらまだその技術に固執するのかです。要は、核を落としたアメリカ合衆国帝國主義体制との関係が正しく論じられない限りはこの問題についての正しい解答が得られないという以外にないのです。

 さて、本日からは刑事裁判と軍事裁判について数回に分けて考えるべくエントリーしたいと思います。刑事裁判への理解や信頼を深めるとの触れ込みで導入された人民拉致裁判制度(裁判員制度)の推進手法や推進思想、さらには政策の中身を考える上でも、軍事裁判との違いを考えることが重要だとの観点に立つためです。民事裁判や行政裁判は日本帝國主義社会においても実際に行われていますが、戦争放棄を憲法で定める日本において軍事裁判は認められない裁判システムになっています。逆に、そんな理由もあって軍事裁判についての知見を深めることがなかなかできない社会である現実は否めないところです。
 軍事裁判といえば、「拉致事件」云々の件でアメリカ帝國主義体制侵略軍から離脱して朝鮮共和国に入り、拉致被害者女性と結婚した元兵士男性のケースが一つ思い浮かびます。元々、軍事裁判は定義が一つではなく複数の解釈の仕方が存在していて、上記の元アメリカ帝國侵略軍兵士が裁かれたケースは軍法会議という一つの軍事裁判方式です。「軍法会議」意外の軍事裁判システムといえば、アメリカ帝國侵略軍が日本帝國主義体制を制圧した際に日本帝國敗戦責任者を裁いた事案もあり、これは占領軍による敗戦責任者に対する裁判という一つの軍事裁判システムです。他にも、占領軍による一般市民に対する規律違反訴追のケースもあります(参考)。
 しかし、上記の類型にも当てはまらない有名な軍事裁判が最近近隣国で行われました。それは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にて張成沢逆徒に対して行われた特別軍事裁判で、これは朝鮮共和国内で行われた以上「占領軍」は関係しないですし、軍法会議は基本的には軍内部での規律違反を裁くシステムなので軍内部の規律違反に問われたわけではない張成沢逆徒のケースにも当てはまらないからです。その意味では、もっと広い意味で軍事裁判を考える必要があり、その際に刑事裁判との違いを見るのが非常に重要になるわけです。即ち、刑事裁判は国家という強大な暴力装置によって裁かれる被告人の人権を最大限護るという人権重視のシステムである一方で、軍事裁判は国家権力を擁護する目的での裁判で裁かれる被告人の人権は蹂躙されても仕方ないという見地に立つシステムだということです。
 そうなると、当然のことながら軍事裁判は被告人の人権を無視してまでも国家権力を護り切ることを目的にしている以上、冤罪がいくら起きてもかまわない、黙秘権保障なし、拷問の横行、国家権力擁護の思想による弁護統制、控訴権の制限などが容認されることとなります。一方で軍事裁判を乱発するような国家は非常に危険な体質を持つとして他の国から極度の警戒心を抱かせることにもつながります。ですから、軍事裁判は実際に戦争が起きた地域か、国家内部の治安混乱が極度に達していて通常の刑事裁判では社会の安定が保てないなどやむをえない事情がある場合にしか本来は行うべきではない、ということになります。日本帝國主義社会ではそもそも戦争が起きないということを前提にしているために軍事裁判というシステムはあり得ないという見地に立つわけですが、最近の社会情勢を見るにつけ、国内では軍事裁判を行わないにしても軍事裁判に対する知識を深めることが求められているという立場には立っておくべきではないかと思われます。

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